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2011.04.09
こんな時には。。。

あの忌まわしい災害から早いもので一ヶ月になろうとしております。
いろいろと忙しくなりあっと言う間の3月でした。
テレビ番組では連日報道番組に釘付けになり、さらに毎回くり返される「あの」CM。
見るたびに惨状がひどくなっていくのにも心が痛みました。
暗い思いをするならと、いっそうのことテレビはシャットアウトして、以前から気になっていた
本を読むことにしました。

第144回直木賞受賞の「標砂のうたう」と「月と蟹」の2作品です。





「標砂のうたう」は時代が江戸から明治へと移っていく中での遊郭で働く若い衆と花魁それぞれの
思いを綴った物語です。遊郭は昭和33年3月31日までは存在していましたが実際には見たことが無いので
「当時はこんなんだったのかな」と思わせるところが印象に残りましたけど。
「月と蟹」は小学校高学年の子が「おまじない」によって実際にひき起こってしまう現象に戸惑いながら
もそれらは偶然の中での出来事に過ぎないことだったと気づいているのかいないのか。
やや大人びている表現が「?」というような所がありましたが。。。。。

本は良いですよ!時間を忘れて夢中にしてくれますから。
一生で後何冊読むことができるのかしら。

皆様にも良い本との出会いを。

本日、浅田次郎の「一刀斎夢録」上下巻を買いました。楽しみであります。また後日。。。。

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